家庭菜園を初めてから季節の移ろいに敏感になりました。いつどんな野菜の種を蒔くのか。今はどんな野菜の植え付けをする時期なのか。全てが自然の営みに任さねばなりません。

 今の時期、旬の食べ物は何か。今年もプラムが出始めた。これからは、モモが出てくる時期だ。行きつけのファーマーズ・マーケットに並ぶ野菜や果物に注目しながら、我が家の菜園の輪作計画を発展させていきます。

 「今が旬の食べ物は・・・」と何気なく言っていましたが、実は「旬」は、3つに分けられるのだそうです。

 いろいろな料理のレシピを紹介しているネットサイト「クックパット」によると「はしり」「旬」「名残り」の3つだそうですが、別のブログでは「はしり」「さかり」「なごり」の3つだというのもありました。いずれにしても、その季節にはじめて収穫され、市場に出回りはじめの時期が「走り」。季節の食べ物が一番出回る時期が「盛り」とか「旬」と言われる時期で、その旬の終わりかけのものが「名残り」なのだそうです。

 さあ、では、「いつの時期の物が一番美味しいか」というと先ほどの「クックパット」によると“出始めの「はしり」と終わりの「名残り」は、旬を楽しむ、いわば「通」の食べ方。家庭で調理をするなら、味も栄養価もアップした「旬」の時期がいちばん。品数も多く出回るので、価格が安定し、比較的安いのもポイントです。”とありました。

 どうやら一番美味しいのは、「盛り物」のようですが、「初物」を食べると長生きすると言われているように「初物」好みは、根強いものがあります。「新茶」「新米」に「初カツオ」。新しいものを先取りすることを粋とする日本の伝統文化のせいでしょうか。

 しかし、高齢化が進むこれからの時代には、酸味や渋味がほぼ抜け円熟した味の「なごりの柿」。白子が一番大きくなる3月の「なごりふぐ」など「なごりもの」が珍重される時代が来るかも知れませんね。

オールド・キャンパーの独り言

早期退職してJICAの海外シニアボランテイアとしてアルゼンチン共和国 ラプラタ市の環境公園で1年すごした後、カンボジア教育青年・スポーツ省青少年総局で2年間を過ごしました。  海外生活の間に思い立って書き始めた「自然からのメッセージ」でしたが、帰国後、長野県の生坂村に引っ越して、自然の中で暮らし始めて、折に触れ読み返しているうちに「オールド・キャンパーの独り言」として書き直そうと思いたちました

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